全周わずか5Kmの小島アイオナ島は、かつてスコットランドにおけるキリスト布教の中心地。イングランド ロンドンに日系医療クリニックがあるのだが、そちらで働く日本人の方と話した時『私はカトリックなんですが、一度アイオナ島は訪れたいと思っています』と言うほど聖地なのだろう。
様には郵便局がひとつしかないし、そもそも島民以外の車の乗り入れは基本的に出来ない。私達はグラスゴーからまずはマル島を経由して、アイオナ島へ向かったのだけれど、車はマル島のフェリー乗り場へ駐車したまま来島した。
563年、聖コロンバが開いたとされるアイオナアビー(修道院)。スコットランドのみならず、イングランド北部の異教徒をキリスト教へ改宗していったらしい。その重要性からか、ここには初期のスコットランド国王も埋葬されている。
修道院近くに、コロンバホテルがある。島で一番大きなホテル、と言っても、本島から考えるとかなり小ぶり。その分、スタッフのおもてなし心が感じられる。
私達は食事だけお世話になったが、島近くで獲れる魚介類を中心にとても洗練された食事を提供してくれる良いレストランだった。
実際に宿泊したのはIona Podという、日本で言うグランピング(豪華なキャンプサイト)で、ポッド内にはベッド、トイレ、簡単な食事を作れる設えがある。シャワーと洗い場は共同施設内へ移動する必要があるけれど、とにかく清潔に保たれていることが好印象。
何より空との距離が近いので、朝も夜も自然と一体になれる気がするのが、ホテルとの違いかもしれない。快適性を優先させるならホテルもしくはB&B、自然との触れ合いを優先させるならポッドというのが私の結論。
とは言っても、どこに宿泊しようとも、アイオナ島は周囲が自然だらけ。羊にかなりの近距離で見ることが出来るし…人の少ない海辺を散策できる。自然と同化できる島、それがアイオナ島かもしれない。
【今回お世話になった宿】Iona Pods
住所:Iona Pods, Isle of Iona PA76 6SW, United Kingdom
【今回訪れた修道院】Iona Abbey and Nunnery
住所: Isle of Iona PA76 6SQ, United Kingdom
【今回訪れたホテルレストラン】St Columba Hotel
住所:Isle of Iona PA76 6SL, United Kingdom
コメント