創業1792年。他にも最古のパブと名乗る店もあるが、私が訪れたのはここ。シティセンター東側にあるThe Scotiaは、街の中心に流れるクライド河近く、創業当初は造船所や船員に人気があったそう。その後、2回の閉鎖を経て、1960年代に重工業の衰退と失業者の増大と共に、急進的な社会主義者が集まる場所になった。
今は至って静かなパブで、定期的に行われる音楽ライブが華を添えるよう。私が訪れたのは、日曜日の昼下がり。先客は一名。ビールをゆっくり飲んでいた。じきにパラパラと二人組が何組かやってきて、皆思い思いの飲み物を注文。なかに例の強い飲み物ハーフ&ハーフ(チェイサー代わりのウイスキーとビールのセット)を頼んでいて、それを見た横のお客さんが凄いね!と声をかけると、『Why Not? なんで日曜日なのにあなたは飲まないの?』と言わんばかり。
このお店はキッチンはないけれど、どこからやって来るのかピザを注文できる。ちょっとつまみながら食べたい人にお勧め。最古ではあるけれど、程よく時代にフィットした空間。カウンターにぶら下げられた世界の札束でも眺めながら楽しんでみてはいかがでしょう?
【今回訪れたパブ】Scotia Bar
住所:112 Stockwell St, Glasgow G1 4LW, United Kingdom
The Scotia Bar Pub in Glasgow
The Scotia Bar is a pub at the heart of Glasgow. Check out our menu of pub classics and our range of...
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